
気が付いたら毛穴がザラついている。毛穴に皮脂がつまって白っぽくなっていたと思ったら、いつの間にか黒ずみになっていた!なんて経験をした事がある人は多くいると思います。そもそも毛穴って若い頃は目立たなかった気がするのに・・・。なぜ、黒ずみは出来るのか、そのメカニズムと、黒ずみの対処について覗いてみましょう。
黒ずみが出来る理由
生まれたての赤ちゃんや、幼い子どもは鼻の毛穴が目立つなんて事は、ほぼないでしょう。しかし年を重ねる毎に、私たち人間の身体は老化へと向かっていき、日常の外的刺激などの生活環境も災いし、次第に肌には開いた毛穴が見られるようになるのです。
そんな開いた毛穴をよく見てみると、何やら詰まっています。それは皮脂です。肌というのは非常に良く出来ており、肌表面に潤いがなさそうに感じると内側から肌に潤いを持たせようと皮脂が次々と出てきます。
すると、余分な脂分も出てきてしまうことがあり、それが毛穴にずっと詰まったままの角栓になるのです。そしていつしか黒ずみとなって、毛穴にずっと残るのです。
一方では化粧品などが肌に残ったままで、毛穴を塞いでしまう事もあります。化粧品は出てきた皮脂と一緒になって、汚れとなり毛穴に留まる場合も多いのです。
黒ずみの原因、黄色い皮脂が黒くなるのはなぜ?
りんごを切って暫く置いておくと、茶褐色に変色しているのを見たことがあると思います。これはりんごが空気に触れて酸化してしまった為に起こる現象なのです。こうなると変色は取れません。
りんごと同じように、鼻の角栓も空気に触れて酸化していくので表面が黒ずみとなって毛穴に残ってしまうのです。
これを自然に解消するというのは、なかなか難しい問題です。りんごみたいに、切り落とすような方法が取れれば良いのですが、そうはいきません。中には指で押したりする人もいますが、効果は薄いでしょう。それどころか、無理やり刺激を与えているので、肌に負担が掛かってしまいます。
すると、毛穴は余計に開いてしまったり、押し過ぎて鼻の皮がめくれてしまうなんて事もあるのです。また皮脂が余分に出る事を増長させる可能性も高いので、皮脂が紫外線に当たり脂焼けしてしまうという残念な結果にも繋がってしまいます。
どうすれば鼻の角栓はとれる?
よく鼻の黒ずみを取ろうとして、鼻の角栓を一度に取れるというパックを使用する人がいます。しかし、これはあまり利用するべきではありません。何故なら無理やり引っ張って角栓を取るので、余計に毛穴は広がるからです。
そして、使ったことがある人はわかるかもしませんが、剥がすときは結構な痛みを伴います。痛いという事は、皮膚も一緒に剥ぎ取っているという事を忘れてはなりません。
では、どうしたら鼻の角栓を取って黒ずみを解消することができるのでしょうか?
角栓の元は脂分ですから、無理に取り出すのではなく、角栓を溶かす事が重要です。きちんとスチーマーやホットタオルで毛穴を開いてから、クレンジングで念入りに汚れを掻き出すのです。
黒ずみとなってしまっては、溶かしだして改善するのが一番肌にも負担が少なくて最善策です。そして肌を洗浄した後は、きちんとまた毛穴を閉めましょう。こうしないと、また毛穴に角栓が出来やすく、黒ずみとなる繰り返しとなってしまうのです。
鼻の黒ずみに悩んでいる女性は沢山います
鼻の黒ずみは鏡を見ると、とても目立つもの。なので、どうにかして取りたいけれど取れなかったと言う経験をしてる人も多いと思います。パックを使う人もいると思いますが、黒ずみが出来てしまう仕組みをしっかりと理解すれば、どうすれば効果的な対処ができるかが分かるはず。鼻の角栓が黒ずみになって困っているのなら、是非、今回の対処方法を参考に黒ずみをきれいにしましょう。