
「生理痛で悩むのは女性にとって当たりまえのこと」と思ってあきらめていませんか?たしかに生理時にある程度の痛みを伴うのは病気ではありませんが、痛みの度合いには個人差があります。
その違いは、ホルモンバランスや血流、骨盤のゆがみなど、いろいろありますが、実はヨガのポーズには、これらのバランスを整える大きな効果があります。そこで、誰でも簡単にできるおすすめのヨガポーズを4パターンご紹介します。毎日少しずつ続けるだけで、確実に生理痛を緩和させることができるはずです。
この記事の目次
どうしてヨガが生理痛に効くの?
ヨガのポーズには、お腹の筋肉を伸ばしたりひねったりする動きがたくさんあります。このような動きを続けているとお腹周りの血流が良くなり、子宮の働きも活発になります。生理痛は血流を良くすることで大幅に緩和することができるため、ヨガが効果的だと言えるのです。
また、ヨガにはリラックス効果やゆがみを矯正する働きもあります。心身共にリラックスすると自律神経のバランスが整い、ホルモンバランスも正常になります。骨盤のゆがみが矯正される際にも同じ効果が表れるため、生理痛が軽くなるのです。
誰でもすぐにできる「赤ちゃんのポーズ(胎児のポーズ)」
ではまず、体の硬い人でも挑戦しやすい簡単なポーズからご紹介しましょう。一番おすすめなのは「赤ちゃんのポーズ(胎児のポーズ)」です。ダルマのポーズと書かれているサイトもありますが、Pavanamuktasana(英語:Wind Relieving Pose)のことを指しているようですので、日本語名だと赤ちゃんのポーズ(胎児のポーズ)と呼ばれるポーズが一般的なようです。
やり方は簡単。
- 始めに、マットを敷いた床や布団の上などに仰向けに寝ます。
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次に両ひざをお腹の上で曲げ、両腕でしっかりと抱え込みます。
※この時、頭も軽く持ち上げてひざの間に埋めるような形にしてみましょう。 - 全身をきれいに丸めたら、この状態を1分ほどキープします。
英語だと、Wind Relievingといいますので、ガス抜きのポーズとも言われます。なので、お腹のガスを抜く効能があります。加えて、体の緊張がほぐれて血流も良くなりますので、生理痛にも効果が期待できます。
座ったまま簡単にできる、合蹠(がっせき)のポーズ
続いては、股関節や臀部をほぐし、やわらかくしてリンパの流れを良くする合蹠(がっせき)のポーズと言われるヨガのポーズです。
こちらもやり方は簡単。
- 床に座り、両方の足の裏をぴったりとつけます。
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足先を両手でつかみ、左右のひざをできるだけ床に近づけるように股関節を伸ばしていきます。
※この時、姿勢を真っ直ぐに保つことがポイントです。 - さらにこの姿勢のまま、上体をゆっくり前に倒します。
このポーズは生理痛を緩和するだけでなく、リンパの流れが良くなることで美脚効果も期待できます。
中級者向き「弓のポーズ」
ヨガを続けることで体がやわらかくなってきたら、少し難しいポーズに挑戦してみましょう。「弓のポーズは」その名の通り、全身を弓のようにしならせるポーズ。腰を痛めないよう、できる範囲から無理せず始めてみましょう。
床にうつぶせになり、両足を背中に向かって曲げ、足首を両手でつかみます。お腹だけを床につけた状態で、できるだけ背中を反らせてキープします。
上級者向き「ジャーヌ・シルシャーサナ」
最後は上級者向きのポーズですが、このポーズも無理のない範囲で続けられるものなので、最初から完璧を目指す必要はありません。少しずつトライしてみましょう。
- 床に座って片方の足を真っ直ぐ前に伸ばします。
- もう片方の足は曲げて、足の裏を伸ばしている方の足の太ももにつけます
- この状態のまま、上半身をゆっくり前に倒していきます。
まとめ
ヨガのポーズは生理痛を感じる時にだけ行うのではなく、毎日少しずつ続ける方が効果的だと言えます。
冷えが解消されたり、ホルモンバランスが整ったりすることで、生理中はもちろん生理前の様々な不調も改善されるはずです。
一日5分でもいいのでさっそく始めてみましょう。