
チアシードは、中南米原産のスーパーフードです。 有名人も愛用しているというから、食べてみたくもなるものです。
早速、どのようなものか調べようとすると、栄養価が高く、美容にも健康にも良く、ダイエットにも効果的などという好ましい情報と共に、危険、副作用ありなど、何とも不穏な言葉も出てきます。 どうしてそのような相反する情報が世に出回っているのでしょうか。
その原因を探ってみましょう。
この記事の目次
チアシードが危険といわれる理由1:発がん性があるカビが検出されたから。
チアシードが危険と言われるようになったきっかけは、チアシードから発がん性があることで知られるアフラトシキンという毒性の高いカビが検出されたことにあるようです。
本当に発がん性がある?
しかし、よく調べてみると、チアシード自体から検出されたのではないことが分かります。どうやらチアシードに付着していたようです。 というのも、この手のものは、管理方法によってはカビが発生しやすい傾向にあります。 チアシードと似た形状のバジルシードにおいても、このアフラトシキンが検出されたことがあることからも明らかです。
ということで、チアシード自体には発がん性はありません。
厚生労働省のサイトを見ると
念のため、厚生労働省のサイトからも調べてみました。 平成27年2月24日付の命令書に、パラグアイ産のチアシードとチアシード含有量が30%以上の加工品について、アフラトシキンの検査するようにという命令書が出ています。
チアシード自体に危険性はないとは言え、チアシード関連の商品からアフラトシキンが検出されたこと自体は間違いないようです。
ですので、しっかりとした販売元から買うのが良さそうですね。
チアシードが危険といわれる理由2:下痢をする人がいるから。
チアシードは取り立ててひどい副作用があるという話は聞きません。もちろん、人によっては体に合わない方もいるのではないかと思いますが、そのような話すらほとんど出てきません。
しかし、チアシードには便通を良くし、便秘を解消する働きもありますので、お通じに全く問題がない方などが摂取しすぎると、下痢を引き起こすことがあるようです。
あるいは、チアシードの保管状態が悪く、それが原因で腹痛起こした人がいる可能性もありますね。
危険と副作用から逃れるために
チアシード自体は、高度に文明を発達させた古代マヤ文明やアステカ文明が栄えていた頃から摂取していたことからも分かるように、スーパーフードであることに間違いありません。
しかし、当然、管理の仕方によっては、体に悪いものに変化することがあります。信頼できるお店から、信頼できる商品の購入を心がけたいですね。
また、体に良いものだからといって、摂取しすぎは良くありません。過ぎたるは及ばざるがごとしです。
一般的に、チアシードは大さじ1杯が目安のようです。ただ、体の大きさも、体質も人それぞれです。何回か試してみて、自分の体にあった量を見つけましょう。
おいしくチアシードを食べるためのレシピはこちらにまとまっていますので、参考にしてみてください。
チアシードのダイエットレシピ厳選6つで美味しく健康的に痩せる!
まとめ
結論から言えば、チアシード自体には危険も副作用もありません。
水でふやかした状態が、えっと、これは蛙の卵?と思わないでもないのですが、食感は楽しく、美味しいので、注意さえすれば危険からも、副作用からも逃れることができそうだと知り、まずは一安心です。
チアシードを利用して、美と健康の両方を手に入れましょう!